鋼鉄都市

100日100冊企画のルールをちょいと変更しました。直接言ってもいいですが早めになるべくブログで告知しときます。その方が見てる人にもわかりやすいしね。
部室にあるリストで脇に※がついているものは2人とも読んで2人とも感想を書くべき本です。これをやると一人が二日に一冊ずつブログに書くペースでも現行ルールでは絶対に100日で100冊にはならない事に気がついたので(同じ本の感想の書く日が出てくるため)ルールをちょっと甘くします。一日に書ける本の感想の数は2作品までならOKです。3作品以上は2作品の感想とみなします。これでまだ2人が頑張れば100日で100冊の感想が書けるので上級生に君らが選んだ100冊を読ませたりとかできるかもしれません。
今のまんまのルールだと100日100冊は達成不可能です。そうやって100日100冊という企画が達成出来ないとわかりながらやるよりも、達成できそうと思いながらやった方がモチベーションあがるだろうと思ってとりあえずちょっとルールを甘くしました。
結局ノルマが増えてるのでかえってつらくなっているとか言われそうですがむずかしいことを言われてもわからないので2人とも頑張ってください。
(広)

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)

鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)

 物語は、警視総監エンダービイが会うはずだった宇宙人が殺されてしまう。主人公である私服警官ベイリがロボットのダニールとともにこの事件を捜査することから始まります。世界観ついて書くと人々は、ロボットの普及により職を奪われそれによる暴動も過去に起きておりしかも階級社会というあまりにも住みづらい状態である。主人公の相棒であるダニールは、人間そっくりに作られたロボットでありロボット工学者にあった際にもすぐに正体がばれなかったことからかなり精巧に作られていたのだなぁと感じさせられる。エンダービイのかけているメガネについてもこんな古いもの扱いされていてメガネを愛用している自分にとって少し悲しい気分になった。
 この作品では、同著者の作品『われはロボット』の作中にでてくるロボット工学三原則についても触れられていてロボットというものはこのようなものでなければならないと著者アシモフの意思が伝わってくる。当初大のロボット嫌いであったベイリが、ロボットであるダニールとともに殺人事件を捜査するうちに好意的な感情が芽生えてくる経緯が読んでいて楽しい。文体もとても読みやすくとっつきやすいものでした。
(竹)