[読書]ジョン・スコルジー『老人と宇宙』

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

 ジョン・ペリーは75歳の誕生日に今は亡き妻の墓参りをしてから軍隊にはいった。その軍隊・コロニー防衛軍とは75歳以上の人間しか入隊できず、しかも二度と地球には戻られないという条件付だった。
 全ての兵士が75歳以上という設定で一線を画した感じ。しかし読んでいて、どの人物からも老人臭さをあまり感じられなかった。でもラストの方の展開は老人ならではの設定が活かされてるなぁ。異星人のヴィジュアルも面白いし、久ぶりにスペオペを堪能できてよかった。
 (荒)