えすのサカエ「未来日記」

予知する人間が壊れていたらどうしようもない。

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

内容は、１２人の未来予知能力者による殺人ゲーム（帯の惹句そのまま）。
とゆー、どこかで聞いたような手垢だらけのギミックを詰め込んだ作品。展開もかなりグダグダ。
ところどころ、絵やら物語やら設定やらが破綻していて、御世辞にも傑作とは言えない―――のですが、
各登場人物の思考回路の飛躍・逸脱っぷりが妙にじわりじわりとクるものがあり、ついつい読み続けていたりします。
「まとも」な人間はほとんど出てこず、たまに出て来ても数ページしない内に人としてオカシイ部分が露見する有様。
特にメインヒロインがいっそ清々しいまでのストーカー＆ヤンデレっぷりで、もはや怖いもの見たさの域です。
決してオススメは出来ませんが、ゲテもの喰いの方はどうぞ。
蛇足
・単行本オンリーで読破中。入手は容易。
・原稿が、終わりません…もう少し待って（Ｆ）