リチャード・ブローディガン『アメリカの鱒釣り』

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)


この間、先輩にこれを読んでいることを話したら「おまえには合わなそう」と心配されました。けど、そんなことはありませんでしたよ。むしろ、一気に読むことが出来ました。一章が短いのと、ユーモアな文章のおかげ。
しかし変わった本だというのも確か。これがアメリカ文学? おもしろいことは感覚できても、論理を語るのは中国文学科の自分にはちょっと難しい。昨年これで行った読書会も、出られなくてむしろ良かったのかもしれない。
最後に、「橋の下をいくつもの川が流れた」という一文は、開高健ファンの自分には衝撃でした。


参考:アメリカの鱒釣り読書会レジュメ
http://www.geocities.jp/toyosf/dokusyokai/masuduri.jpg


(久)