ブライアン・ラムレイ『地を穿つ魔』

年鑑の校正がもうきました。特に問題はなさそうなのでこのままいくと思います。
あと例のクトゥルーの件もこちらの方で済ませておきました。
なかなか面白い企画だっただけにもう少し手伝いをしたかったですね。


次の読書会ですが、やはりもう少し議論を円滑に行うためにみんなでレジュメを作って来る事を強調して言っておきます。
ストーリの把握、登場人物の役割、疑問や議論しておきたい論点など自分なりの解釈でまとめてきてください。
参加予定者は作ってきてくださいね。


さて今日はローダンも終わった事だし、ASOVまでの休閑として読んだものでも。


クトゥルーの件で渡されたリストを眺めていてふと半分くらい読んで積んでいた事に気付いた。
ブライアン・ラムレイの書くクトゥルー神話作品は正直全集とか青心社のクトゥルーシリーズを読んでから入るには向かないものだと思うね。
ラムレイの作る戦う魔術師の世界は明らかに独特で、どうみても正統派というよりもクトゥルー色の強いライトノベルといった印象の作品になってしまう。
でもまあ、それも私が勝手にラヴクラフトの雰囲気を正統と考えているだけでの印象であり、どんな発展の仕方も面白ければいいのだろう。


この本自体は書簡形式で書かれている部分が多く占められているため、とても読みにくい。
前作とか短編に入っているラムレイの話は比較的に好きなんだけどこれはどうもね。
次の単行本に期待といった所か。そろそろ大きな話になりそうだし。