大川渉編『短篇礼讃―忘れかけた名品』
- 作者: 大川渉
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/07
- メディア: 文庫
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20代で自殺した人とか、一生貧乏で三畳間に暮らした人など、一般にはあまり知られていない作家の、さらにあまり知られていない短篇作品を収録したアンソロジー。
一番好きなのは渡辺温の「可哀相な姉」。
一番難解で抽象的で怪作なのが永山一郎の短篇。
その他、全体的に良作が多いと思う。
とりあえず、編者の大川渉が犬・猫好きなのは良くわかった。
(鈴)