恐怖(1)
kubokiと松は二人でディズニーランドに行っているみたいなので、今日もスズキが更新しときます。
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: コミック
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KAZZは漫画の中でさまざまなテーマを追求しており、実は「恐怖」というのはその中の一つのテーマにすぎないわけですが、この短編集はタイトル通り、「恐怖」の割合が強いです。
感想としては、楳図の漫画にしてはイマイチかな、と思います。たいして恐くもないし、あまり印象に残りません。この本から楳図ワールドに入るのはおすすめしません。どちらかというと、マニア向けかなと思います。
63年から68年頃の作品が収録されているわけですが、この短編集を読めば、この年代にかけて楳図が急激に深化していったことが良くわかります。最初に収録されている63年の短編と、最後に収録されている68年の短編では、クオリティがまったく違うのです。
解説には、「楳図かずお先生は神!」とキッパリ言い切る中川翔子が登場しているのですが、この解説がいい感じです。