Gandalf

Gandalf

Gandalf

ジャケがいかにもサイケ、という感じですね。
「Gandalf」という単語を電子辞書で調べてみた所、「『指輪物語』シリーズに登場する魔法使い」と書かれていました。『指輪物語』は読んだことがないので、知りませんでした。
ということで、「Gandalf」というバンド名は『指輪物語』から取ったのかな。どうなのかな。
どんな感じの音楽かというと、切ないメロディが極めて美しく、作品全体に憂鬱な空気と哀愁が漂っていて、時には夜空に輝く星のようなきらめきを感じさせ、ヴォーカルにエコーがかかっていて程好くサイケな感じです。古い作品なのでモヤモヤッとした音像ですが、それがまたサイケな感じです。夢見心地な感じです。スローテンポな曲が多いです。
曲の随所にハモンドオルガンが入っているのですが、それが曲の世界観を一層際立たせています。
指輪物語』を読みながら聴くよりも、アーサー・マッケンの『夢の丘 (創元推理文庫 (510‐2))』の作品世界にマッチしそうな音楽です。
ところで、「アーサー・マッケン」ってはてなキーワードに登録されてないんですね。「マッケン」で検索してもキーワードには「マッケンロー」とかしか出てこない。マッケンってそんなにマイナーなんだ。一応、全集も出てるのに。