ぶら下がった眼球

ぶら下がった眼球(原題:The Last Bible)

[rakuten:book:10804705:detail]

〜あらすじ〜

 人間とまったく同じもの『人間』を作ろうという「バビロン計画」をバベル博士から受け継いだヘンリーは、最初に自分の理想とする女性『EVE』を造り上げた。
人類の減少に終止符を打つための計画だった。
その後要請通りの男性型のクローン『ADAM』を完成させて、軍に引き渡した。
ヘンリーはEVEとともに過ごし、TVを見ていると、ADAMを紹介する式典が開かれていた。そこでADAMが演説を始める。
その後、ADAMの処刑が決まり、ヘンリーは大佐に怒鳴られながら処刑のスイッチを押した。
その後ヘンリーは死にそうなEVEを治療し、世界を見放し、彼女とともに一生をともにすることにした。その後、『DOG』からの情報で、ヘンリーとEVEの子供が生まれることが分かる。


〜感想〜

EVE可愛い。とにかく、それだけです。言いたいことは。
まあ、印象に残ったシーンと言えば、ADAMやヘンリーの長々とした演説ですね。
それと、序盤の眼球が飛び出すシーンですかね。いやはや、戦闘機で追突されたぐらいで、眼球って飛び出るんですかね?
それにしても、訳者がなぜこの気違ったタイトルをつけたのか未だに疑問です。最期の福音で良いんじゃないのか?
まぁ、ヴェリエドリラダン未来のイヴを彷彿とさせるとても素敵な作品でした。
しかしながら、これを読むぐらいなら未来のイヴを暗唱できるぐらいに読み込んだ方が幸せな喪男ライフが送れると思います。
そう、これはある意味喪男小説ですわ。もちろん自分は真人間なので、そういう楽しみ方はできませんでした。

(大)