[読書]コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

 いわゆるクライム・ノベル。因みに著者マッカーシーは、アメリカ純文学会を代表する作家の一人だそうな。
ベトナム帰還兵で溶接工の男が、殺人現場から現金を持ち逃げしたために殺し屋に追われるという話。
文体がちょっと特殊だが慣れれば平気。
 ほとんど全編殺人シーンが続いてる。ここ数十年におけるアメリカ社会のすさみっぷりみたいなものも背景として描かれてるけど、よくわからん。
 前回の記事で軽いものを読みたいとか書いておきながら、またノワールなものを読んでしまった。
(米)