アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』

ゴーレム 100 (未来の文学)

ゴーレム 100 (未来の文学)



で、ゴーレム100。
すばらしすぎる。電車のなかでは読めないほどすばらしい。
下の日記で「〜男だ!」が列挙されるシーンがおもしろいって書いてあるけど、おれもそこで爆笑した。

「空を見よ!」
「彗星だ!」
「新星だ!」
中性子男だ!」
(p459)

これだもんなぁ。アホすぎる。
あと、薬でイカれた主人公がその辺の婦人にキノコとかブロッコリーとかソーセージとか、とにかくペニス的なものを投げつける場面も笑った。
蜂の中ではプリス嬢がダントツに良い。


それにしても、訳者はすごい。頭がおかしい。
編集者もすごい。たぶん、サラを殺したくなったと思う。
デザイナーや印刷の人もすごい。
当然ベスターはすごい。

とにかくみんなすごい。



(久)