ルイスキャロル「不思議の国のアリス&鏡の国のアリス」

目覚めは朝までお預けで。

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))

不思議の国のアリス (岩波少年文庫 (047))

鏡の国のアリス (岩波少年文庫)

鏡の国のアリス (岩波少年文庫)

あまりにも有名で、様々な作品に影響を与え続けるアーキタイプの物語にして壮大な夢オチ文学。
ファンタジーではよく見かける“奇妙で理不尽なルール”の完成度は高い。また世界観の構築について大変参考になります。
それから、けったいな(注:褒め言葉)クリーチャー群は今尚、異形好きの心を擽ります。個人的には鏡の国の方が好み。
二次創作的にプロットや名前、キャラ配置が採用されることが多い。よって、分類するのが結構楽しい。

蛇足
・何度となく再版される普及の名作。よって入手難度は個々の出版社の隆盛に左右される。
・再放送でよく見かけるミュージカル仕立てのアリスはかなり秀逸。
・ジャバウォックやらバンダースナッチやら、その物語に反して凶悪なクリーチャーが多い。素敵だ(ぉ
・ダークアリスはゴスロリとゆー話。や、私が言い出したんじゃないですよ?(F)