高畑京一郎「タイム・リープ ―あしたはきのう―」

 
SF分を補給せよとゆー電波を受け取りました。
とゆーわけで、「時かけ」人気に乗じて時間SFものを。
 
今週の一冊。

ある種、有名どころのライトノベル。最早、古典の域の作品。「時かけ」の後継機(?)とも。
専門用語的にはリープではなくツイストと言うらしいですが。
ストーリーは絵に描いたように良心的な展開。懐かしさすら感じます。
なので、謎の組織や、頭のネジの飛んだ怪人や世界の危機なんかは出てきません。
物語の構造は実に隙のない、計算された作りになっています。
その性質上再読性に優れ、各描写や解説を検証しながら読むことも可。
なので、この期に読み直してみると面白いかと。

蛇足
・ちょくちょく古本屋や図書館で見かけます。手に取るのは容易でしょう。
・文庫版は上下巻。今の電撃文庫だったら、上下にしなくても出せそう。
・今回の書評は、少々適当かも知れません。反省。
・様々な所で評価・批判を受けているのであまりコメントがないというのも本音。
・他著に「クリス・クロス―混沌の魔王」「ダブル・キャスト〈上〉 (電撃文庫)」「Hyper Hybrid Organization 01‐01―運命の日 (電撃文庫)
 
・明日から合宿に行ってきます。(F)