『イアラ』がほしい

楳図かずお様の『(豪華愛蔵版)イアラ』が欲しい。
でも5,040円もする。高い……。漫画に5,000円も出すのは、さすがにちょっと……。

[豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ

[豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ



楳図かずおの漫画は全部読みたい。
最近ちょくちょく読んでみて分かったことは、楳図漫画は、60年代前期〜中期の作品は絵も書き込みが少なくて迫力に乏しく、内容もたんなるホラー漫画、という感じで、はっきり言ってたいしておもしろくないのだが、60年代後期〜70年代前半にかけて絵柄に凄みが備わってきて、内容も密度と深みと激しさが表れてくるようになる。
そうして楳図漫画は確実に進化していき、80年代頃に絶頂期を向かえ、おそらく最高傑作である『わたしは真悟』を描くのです。

小学館は『わたしは真悟』『14歳』などの長編を「楳図PERFECTION!」で出せ。もっと出せ。


楳図かずお入門としては『綾辻行人が選ぶ!楳図かずお怪奇幻想館 (ちくま文庫)』がおすすめ。「蟲たちの家」「怪獣ギョー」「ねがい」など、名作短編が多い。「楳図かずおが書く小説」という、めずらしい物も収録されている。