田中ロミオ『人類は衰退しました(2)』
- 作者: 田中ロミオ,山崎透
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: 文庫
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「妖精さんがどうして現れたのか」とか「世界の謎」とかには一切触れられることなく、相変わらずまったりしてる物語。でも、凄く面白かった。
1つ目のエピソードは、ハムスターとの会話で垣間見える主人公の毒舌っぷりや、オコジョのやたらと豊富な語彙力を用いた脅しが見どころか。2つ目のエピソードは、冗談にもならないような冗談オチのために、やたらと壮大なネタを仕込んだギャップが良かった。おまけにそれが、ロミオらしさが炸裂したシナリオだったので猶のこと満足。
「日時計はどこからきたのか」という謎をワザと残しとく辺りも好きなところ。
(西)