厚木隼『僕たちのパラドクス-Acacia2279-』

 ぶっちゃけて言いますと、今週は積み雑誌を読むのに忙しく、二刊目の購入の是非を検討するため読み返した本書だけ。
 この作品の内容は簡単にいえば、未来から現代にやってきた時空監査員のヒロインが未来に帰れなくなり、主人公とヒロインが原因究明に奔走するというもの。ライトノベルの多くがそうであるようにミステリーやSFというよりボーイミーツガールものとしての色彩が強い。
 ここまで書いていて疑問がひとつ。一体何をもってSFと呼んだらいいのだろう。定義がわからない。