ジェイン・ヨーレン『夢織り女』

風邪の前兆じゃないかな、と。
や、今日は木枯らしが吹いてて、寒かったんですよ…。
 
さて、今週の一冊。

夢織り女 (ハヤカワ文庫 FT (73))

夢織り女 (ハヤカワ文庫 FT (73))

ジャンルは幻想。
収められている作品は表題作の「夢織り女」の他、連作短編が2部の3部構成。
「夢織り女」…夢を織り人々に売っている老婆のお話。
作中作品(?)の7つの短い寓話は、その老婆が紡いだものという扱い。
夢を買うお客と老婆のやり取りと、その寓意を併せて考えるという構図は好み。
「月のリボン」「百番目の鳩」は普通に(?)短編集。
その中で、「いつか」と「昔、善良な男が」は、妙に対照的で面白い。

蛇足
・先輩に勧められ読破。読み終わったのは結構前。
・なので、これの入手難度は不明。
・当書は「夢織り女」「月のリボン」「百番目の鳩」の3冊を翻訳の際、まとめたものらしい。
・つまり、お徳用?
・明日にはBOXに返します。