事件もの

週刊新潮の「黒い報告書」はいつも刺激的でおもしろいのだが、姉妹殺人事件を題材にした先週のは特にすごかった。エログロ、異常者、猟奇殺人。こんだけそれってるうえ、岩井志麻子の文章がまたうまいんだ。
この「黒い報告書」、井上光晴だか靖だかも書いていたらしいね。読みたい。

・「黒い報告書」つながりと言えるかどうか……、佐木隆三の殺人百科を読んでいる。

新聞やワイドショーには載らない、殺人者の来し方。色んな意味でおもしろい。大久保清など、扱う事件が少し古いのが難点だが、それは新潮文庫の『殺人者はそこにいる』でカヴァーだ。

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)

殺人者はそこにいる―逃げ切れない狂気、非情の13事件 (新潮文庫)


(久)